「ジェンダー」使用禁止令(仮)の件について
◆「「ジェンダー」残す?削る? 男女共同参画計画の改定 用語や表現めぐり論争 (朝日 2005/10/04朝刊生活面)」
昨日のエントリーのコメント欄でもちょっと盛り上がっていた記事が紹介されています。いわゆるヘタレ保守の「バックラッシュ」動向に注目していた方にとっては既知の内容かもしれません。でも、それほど一般的な話題でもなかったので、これで初めて知った方も多いはず。以下、ネットで見つけた反応です。
◆「風にふかれて:目のかたき?」
◆「ニュースを読む:ジェンダー」
◆「有機交流電灯:孵化器・保育器の中のオトナ達、恥を知らずに胸を張る。」
◆「マサヒログ:ジェンダーフリーが悪いのか?」
◆「猫三昧:「ジェンダー」は使うべきではない?」
◆「サッチャーのだらだら日記Ⅱ:クレイマーvsクレイマー」
◆「SLEEPING MADNESS:じぇんだーがどうとかかていがどうとか。」
◆「教育と自治・埼玉ネットワーク」
◆「うろうろ日記:ひさびさに激怒」
◆「きらきらひかる:お天気悪い・・・」
◆「川瀬のみやこ物語:妄想ですよ、自民党さん」
で、以下のような現物を見つけました。
◆「資料1 自民党過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクトチーム会合(7月7日)提出資料 」
これを見たり、参画局で公開されている議事録を見ると、やっぱり「参画会議に対して自民党内保守が文句つけてる」ってことだと思います(昨日のコメント欄続き)。「ジェンダーフリー思想に利用される」「家族の崩壊」「ジェンダー論は(…)文化破壊」「ナンセンス」とか、すごいなぁ。この紙を突きつけられて「どうなってんだゴルァ!」と糾弾されまくって困ってる参画局の人、という図を連想してしまった。
【参考サイト】
◆「ジェンダーフリーバッシングと「性別訂正法案」論議に思う」
◆「東大・大沢教授がバックラッシュ派を批判」
◆「性はいま ジェンダーフリー 日本女性学会幹事 伊田広行さんに聞く」
◆「宮台真司:性教育について」
【関連エントリー】
◆「「新しい歴史教科書を作る会」会長&名誉会長コンビが出した「ジェンダーフリー・バッシング本」の面白さ。」
◆「日本にも宗教右派があるって、どれくらい知られてる?」
◆「<性教育>について考えるためのメモ」
◆「第二回チャット大会:「バックラッシュ」(ジェンダーフリーバッシング)とは何か 」
どうしても突っ込みたい。
「gender」を「jender」と書いちゃう党なんだから、定義以前の問題でしょう。あと、八木さんが答えられなかった「男らしさ・女らしさ」の定義をお願いします。こっちの定義はおそらく成熟した言葉でしょうし、「人によって違」わないでしょうから、政治家としては「混乱を招」かないために是非。