「αシノドス vol.2」配信

こんにちわ、chikiです。「αシノドス」本日配信となります。内容はこちら。

【1】巻頭コラム / 芹沢一也
 「セキュリティの現在とフーコー的方法の困難」
【2】座談会 / 鈴木謙介×芹沢一也×セミナー参加者
 「後期近代における不安とセキュリティ 後編」
【3】翻訳 / マーサ・ヌスバウム(訳者:藤本拓自)
 「哲学と公共生活」(聞き手:ステリオス・ヴィルヴィダーキス)
【4】連載 / 山本貴光
 「思想誌空間2:「思想」を求めて」
【5】緊急再録 / 芹沢一也
 「変容する権力と死刑の関係」
【6】編集後記&次号予告


内容紹介を兼ねて、編集後記を一部抜粋します。

こんにちわ。「αシノドス」編集長のチキどす。vol.2、いかがだったでしょうか。座談会あり、丁寧な解説付きの翻訳あり、連載あり、コラムあり、緊急再録ありといった今回の内容は、特に「現代で思考すること」の意味を再確認させられるものが並びました。鈴木謙介さんの座談会では、労働、教育、死、ライフスタイルといった観点から「市民」概念についての再検討を射程に含んだ議論が行われていましたが、収録が行われて4ヶ月後の今、ますますその検討作業に対し強い意味づけがなされる状況であるかと思います。それは「死刑」だけでなく、例えば「規制」の問題をとってもしかり。その状況の背後にある思想を読み解く作業が、これからも重要性を帯びてくるでしょう。

(…)今日の翻訳記事は、ムスバウムのインタビュー記事です。翻訳者は、0号に引き続いて藤本拓自さん。藤本さんには今後も、多くの翻訳記事を既にシノドスに提案していただいております。毎月のご活躍を楽しみに待っていてください!

(…)山本さんの連載では、今回は「思想」という語釈を明治にまで遡って確認しつつ、その言説状況をうかがわせるもの。今後の展開もますます楽しみです。それにしても山本さん、月に何冊本を読んでいるんだろう。


また、「光市母子殺害事件」の判決が出たことを受け、芹沢一也さんの論文「変容する権力と死刑の関係」を再録しました。30日までに購入すると、1号もちゃんと配信されますので、まだ購入されてない方はこちら!


また、次回のセミナー酒井隆史さんの「Constituent Imagination」です。どうぞご参加くださいー。