今日のタネ

「「改憲」選挙のモデル」
「いよいよ次は憲法改正?」
ところで、いつも大変お世話になっているニュースBLOG「sociologic」さんの「このエントリー」フットインザドアという言葉を知ったのですが、「憲法改正」の誇大広告のもと、教育基本法や条例などがフットインザドアとして、なし崩し的に進められていく部分にアンテナを立てる必要があるように思います。もちろんそのために「権力を管理する」ための憲法を維持する必要はあるのですが、個人的には暴走改変のシナリオは薄いとは思っていますし、憲法が理念的なものとして機能していない現状では改変したとしても効力は薄い。となればむしろ局所的変化の方を監視しておく必要は常にあるでしょう。ミーガン法とか国民保護法とかの方が憲法よりラディカルな変化をもたらしてしまうし、実現可能性が高いように思います(参考:「「憲法改正」について考えるためのメモ」 )。


「名誉白人の眼差し@constructive monologue」
「小泉応援団長、日本ネオリベ保守重鎮、古森義久のレイシズム!?@無題です。メモです。literally」
「「カトリーナ」と「黒人」をめぐる言説に関するメモ」に関連するエントリーです。「名誉白人」といえば、小林よしのりさんが「ポチナショ」と呼んだことや、宮台真司さんが「ヘタレ保守」と嘲笑していることを思い出します。


「在外邦人の選挙権制限、最高裁が違憲判決」
絶妙のタイミングですねこれ。これで公職選挙法を変えることが間違いないとして、ネット選挙や「ドント方式」「コスタリカ方式」「その他さまざまな選挙制度」の検討見直しなど、論点はいくつかありますが、短期間でどのように変わるのか。でも、「抽選挙区制」はないよね、やっぱ。欠点もあるし。


「これまでの違憲判決の事例一覧表」
日本経済新聞(9/15、朝刊3面)によると、前記事の判決は戦後初めて「立法不作為」(法を作らなかった政治の怠慢)を指摘したという点で、「消極司法」から「もの言う司法」への方向転換を予感させるとか。いきなり今後からそうなり続ける、ということは期待できないにせよ、大きな意味を持ちそうな判決です。ちなみに、これまで違憲判決は6回、今回を合わせて7回しかなかったそうです。