不慣れな経済について語ってみる。

目の前にあるのは、何?

こんにちわ、chikiです。なはなは。



今日はお知らせを二つ〜♪




お知らせ1.
哲学の劇場というあまりにも有名なサイトの運営をなさっている山本貴光=八雲出さん(id:yakumoizuru)と吉川浩満=吉田浩さん(id:clinamen)のお二人が書籍を発売なされます。その名も
『心脳問題――「脳の世紀」を生き抜く』
です。紀元前の頃から繰り返されてきた心と体を巡る問題は、現在、心と脳を巡る問題へと受け継がれています。現代では昨今の脳科学の目覚しい進歩により、多くの謎が解明されつつありますが、そのことを単純に歓迎するわけにはいきません。アルチュセールが「科学者は最悪の哲学を選びがちである」と述べるように、それを即座に物事の基準にしてしまうと、差別やモラルの問題が見落とされてしまいます。かといって、それら脳が私たちの社会に抱える影響を無視することは絶対に出来ず、脳科学と社会の対話が行われる必要が常にあります。この本は、そのような心と脳の「ジレンマ」に真正面から向き合い、格闘し、私たちを対話の地平へと導いてくれる一冊です(多分)。6月9日発売、たったの2100円(本体)+税で済むので、皆で本屋に駆けつけましょう。chikiも必ず読み、戯言で書評したいと思います。トラカレ読者、必読! この本を読まずして、現代の何を見たつもりになっているのだ!?




お知らせ2.
当サイトの「イベント紹介板」に書き込みがあるとおり、「東京大学現代哲学研究会」にて、毎月一回すが秀実先生(文芸批評家・近畿大学教授)を講師としてお招きして、読書会を催しています。chikiも前回お邪魔してみましたが、大変刺激的な体験でした。次回は6月11日(金)、午後6時よりジュディス・バトラー『触発する言葉』の読書会を行い、スペシャルゲストとして渡部直己さんも参加してくださる予定です。しかも無料。勉強をしたいあなた! 東大の部活に入り、キャンパスを練り歩いてみたいあなた! このお二人と直接議論してみたいあなた! ただ単に酒が呑みたいあなた! 是非足をお運びください。紹介板の方にメールアドレスが書いてあるので、そこに送るか、chikiに送るかをすれば大丈夫です。飛び入り参加もOKです。参加者は毎回10名前後ですから、濃密な議論を行うことが出来ちゃいますよ〜。




さて、今日は「右傾化」を巡る連載の第二回を戯言します。