鈴木謙介さんへの質問募集

現在、鈴木謙介さんのインタビュー本を作成しています。大体100問くらいの質問を鈴木謙介にぶつけ、それに対して次々に答えていただくような一冊にする予定で、今年中にランダムハウス講談社より発売する予定。


100問に答えるといえば、このブログの読者の方なら宮台真司『これが答えだ!』とか連想しそうなものですが、今回の本は『答えだ!』のように「答え=正解」をビシっと提示するよりは、むしろ「あらゆる答え」が提示されまくっている社会を生き抜くための、「うまい悩み方」を指南する本、ということになるかと。体裁も、従来の「Q&A」的なノリとは一風代わったものに仕上げようと思っております。


というわけで、「鈴木謙介さんに聞いてみたいこと&ぶつけてみたいこと」を募集しています。以下に、はてな質問もたててみました。


http://q.hatena.ne.jp/1219312274
(質問ではなくブクマばかりされてる!)


悩みだけでなく、鈴木謙介個人にぶつけたい質問も募集中だったりします。下記のURLのフォームからでもOKです。
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P55046078

イベント「1968+40」

シノドスが、立教大学で大きなイベントをやります。今年は1968年から40年経ち、様々な国でイベントが催されていたりするのですが、日本ではあまり聞かないということで、やることにしました。

1968+40
1968年、世界中の大学で紛争の波が巻きおこった。日本でも既存の左翼を批判して学生たちが立ちあがり、〈自由〉を求めて警官隊と激しい攻防戦を繰り広げた。あれから40年。あの体験は何をもたらしたのか。また、その記憶は、これからの我々にとって何になりうるのか。多様な切り口でこの問題を論じてきた、幅広い世代の論者たちと、東大闘争の内部を目撃した唯一の写真家、渡辺眸のスライドショーが届ける、新しい「1968年」。
基調講演/渡邊一民 
司会/芹沢一也 荻上チキ
パネリスト/絓秀実 酒井隆史 橋本努 鈴木謙介
写真協力/渡辺眸

日時:2008年9月23日(祝) 開場13:30 開演14:00
場所:立教大学池袋キャンパス11号館地下AB01教室
定員:500名(入場無料)
http://kazuyaserizawa.com/synodos/sympo/


「新しい68」とあるように、これまで決して「68」について語らなかったような方も登壇者のなかにはいますね。というのも、「68」に詳しい人同士が「回顧」し、「主義」を主張するものにしたくはなかった。あくまで「持続するもの」として考察し、その意味を検討して繋げていくためのシンポジウムにしたいと思っております。歴史と先端をつなげるシノドスならではの試みになりそうです。現在鋭意準備中。chiki も司会とかやってるので、ぜひぜひ足をお運びくださいませ。


あ、もうすぐ「αシノドス」の次号の配信日です。お楽しみに! おともだちにもおしえてあげてね!

いくつか報告

週刊エコノミスト』(8月26日特大号)に、「ウェブ日常派宣言」というコラムを寄稿しています。もともとは秋葉原事件について語るというものなのですが、「意味づけをするより前に、ここ数年の意味づけの流れを押さえとこうぜ」といった内容になってます。物語化の作業には今のところコミットせず。もちろんそれも無意味ではなく、むしろ批評家なら「よりましなフレーム」を提示した方が良いとも思いますが、しかしメディアに向けて発信するなら、「どうせダメなんだから、安易な物語化はやめたら」と言った方がいいかなと。そんなノリ。


それから以下、発売などしたら再び告知しますが、予告ということで。普段はあまり予告しないんですが、特に応援したいメディアなので。


黒瀬陽平さんの『RH』に、『ぐるりのこと。』を中心に橋口亮輔論を寄稿。荻上直子作品と比較したりしてます。打ち合わせのとき、「何か映画評とか書きませんか」と振られ、「映画版『相棒』とかにしましょうか」とレスした時の、黒瀬さんの凍りついた顔が今でも忘れられません。
・フリーペーパー化する『InterCommunication』に、濱野智史さんと共同執筆した文章を寄稿しました。濱野さんとは、現在ハードなプロジェクトを進行中。そちらもいずれ。
・『PLANETSvol.5』にて、宇野常寛さんとの対談「網状化するコミュニケーションをめぐって」が掲載されます。斎藤環さん、小谷野敦さんのインタビュー他、個人的にも読みたいコンテンツが山ほど。宇野さん、早くくれ。


新しいメディアがあちこちで登場して、にぎやかです。