いくつか報告

週刊エコノミスト』(8月26日特大号)に、「ウェブ日常派宣言」というコラムを寄稿しています。もともとは秋葉原事件について語るというものなのですが、「意味づけをするより前に、ここ数年の意味づけの流れを押さえとこうぜ」といった内容になってます。物語化の作業には今のところコミットせず。もちろんそれも無意味ではなく、むしろ批評家なら「よりましなフレーム」を提示した方が良いとも思いますが、しかしメディアに向けて発信するなら、「どうせダメなんだから、安易な物語化はやめたら」と言った方がいいかなと。そんなノリ。


それから以下、発売などしたら再び告知しますが、予告ということで。普段はあまり予告しないんですが、特に応援したいメディアなので。


黒瀬陽平さんの『RH』に、『ぐるりのこと。』を中心に橋口亮輔論を寄稿。荻上直子作品と比較したりしてます。打ち合わせのとき、「何か映画評とか書きませんか」と振られ、「映画版『相棒』とかにしましょうか」とレスした時の、黒瀬さんの凍りついた顔が今でも忘れられません。
・フリーペーパー化する『InterCommunication』に、濱野智史さんと共同執筆した文章を寄稿しました。濱野さんとは、現在ハードなプロジェクトを進行中。そちらもいずれ。
・『PLANETSvol.5』にて、宇野常寛さんとの対談「網状化するコミュニケーションをめぐって」が掲載されます。斎藤環さん、小谷野敦さんのインタビュー他、個人的にも読みたいコンテンツが山ほど。宇野さん、早くくれ。


新しいメディアがあちこちで登場して、にぎやかです。