あずまん@ニュースウォッチ9


ナレーション:
  『殺すために来た』と供述している加藤容疑者。
  哲学者の東浩紀さんは、秋葉原の変貌が、
  強行の現場となった背景にあると指摘します。
東:
  秋葉原っていう街そのものが、色々な意味で単なる消費の場ではなくなっていて、
  そこが一種の”劇場”になっている。
  やっぱり、いま若者たちにとって文化の中心といえば秋葉原であり、
  社会に復讐するとしたら秋葉原で事件を起こすのがいい、と
  たぶん彼は考えたんでしょう。そう思います。
ナレーション:
  今回の事件を受けて、秋葉原では、歩行者天国を続けるかどうかの
  議論が始まっています。
  しかし、東さんは違和感を抱いています。
東:
  やっぱり、僕たちの社会の中に、こういう不満を持っている人たちが一杯いると。
  で、そういう不満を持っている人たちを、どうやって救っていくかということを
  考えるべきなのであって、秋葉原の治安を強化しても、たぶん問題の解決には
  ならない。
  自分がこの世界に居てもいいと思えなかった、そういう屈辱感を与える社会に
  なっている。僕たちの社会は。
  で、そのことを、僕は、もっと真剣に考えた方がいいと思います
文字起こし by 名無しさん


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