「仮面ブログ」と、ダメなアジェンダへのスルー力

たまたま見つけた平和星地球号というブログがひどい。ステレオタイプを演じてバッシングを盛り上げる仮面ブロガー?というエントリーで取り上げたブログによく似ているという意味で。特に「元祖フェミニズム」には、煽り方やら、URLに名前を利用するところやら、「教師」という設定にしているところやら、無駄にそっくり。「平和星〜」が12月末に休止し、1月末にスタートした一方、「元祖」が12月末から1月末の間のみ運営されていた点なんかからも、ついつい同一人物かと疑ってしまう。とりあえずメルアドが「kill_right@ヤフー」って、そんなカバな。


「元祖〜」の場合ははてなダイアリーということもあってか、はてブで(・∀・)ニヤニヤ観察されていたんだけれど、「平和星〜」の方は今のところ(・∀・)ニヤニヤしているのは一人のみ。コメントは結構集まっているみたいで、もしかしたら自演やネタのものが含まれているのかもしれないけれど、いくつか「嫌韓」的なブログがマジレスしていたみたいだから、ある程度「釣れて」いるみたい。


このサイトが「仮面ブログ」か否かの判断は一応保留しておくけど、例えガチだとしても、こんなサイトを延々と叩く人が多くいるというのも考えもの。例えばステレオタイプを演じてバッシングを盛り上げる仮面ブロガー?で取り上げた「エイッ! かんしゃく爆発 -izanami」は、当時「iza!ブログランキングで1位になっていて驚いた覚えがある。「釣り」の可能性を疑う人が少ないこととか、その内容のアレ度とかではなく、こんなブログをアジェンダにする人がこれだけ多いということに驚いた。ほとんど叩かれる以外に話題にされていないサイトに政治的影響力なんてないんだから、駄目なアジェンダ、略して駄ジェンダはスルーすればいいのに、と。もちろん、叩きたいからこそ低い対象であってほしいというのもありうるだろうけれど。


「仮面」的な手法は、もっと上手くやれば政治的な対立を煽ることも出来るだろうし、ネット発の「永田メール」的なところまで作りこむことも可能だろう。けど、そうやって例えば「釣り」の結果がつまらない事件に繋がり、メディアや政治コミュニケーションによる「匿名性」への攻撃とかをヒートアップさせたりされると、「釣っていた」はずの本人や、「嗤っていた」はずの名無しさんたち自らの手によって「匿名性」を支える場そのものを失うという合成の誤謬は避けたいもの。杞憂で済むとは思うんだけど。


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情報操作 - wikipedia