自民党総裁選に学ぶPR戦術

自民党が総裁選応援FLASHを募集している。これはうまいPR方法だなぁと思ったので、勝手にプレゼンシートを想像してみる。



【見出し】
ウェブ上で自民党総裁選への関心を高める施策「フレ!フレ!Flash応援団」のご提案


【目的】
前内閣の残した負のアジェンダをウェブ上からスピンするため、キャンペーンによってポジティブなバズを形成すること。


【内容】
●ウェブ上で総裁選候補の応援FLASHを公募する。
・締め切りは9月20日(木)必着。
⇒選挙前に間に合うように設定。但し「FLASHを集めること」自体が目的ではなく、その過程を話題にすることが目的なので、締め切り後の公開が実際に選挙に間に合わなくても問題ではありません。また、作品が集まらなくてもデメリットはありません。
・作品が集まらなかった場合や、公開しなかった場合などを考慮し、「審査・結果に関するお問い合わせは一切お受けできません」と掲示
⇒優秀な作品が集まった場合は大々的にPRします。あらかじめシコミも可能です。
・応募作品制作のために限り、自民党ホームページで掲載されている画像を使用可能にすることで、一部ユーザの共感を誘致。
・応募作品は、より個人を特定できるように郵送で受付。
フロッピー麻生を連想させて「突っ込ませつつ広げる」ために、「 CD−R(650MB限定)または3.5インチフロッピーディスク1枚」と記載。



【想定される効果】
⇒“目新しい試み”に対する話題の形成
⇒総裁選のゆくえ自体をアジェンダとして設計/他アジェンダの排斥
⇒「世論に配慮している自民党」というブランドイメージの構築
⇒優秀なFLASH公開によるムーブメントの形成可能性(賞金もないので費用対効果が抜群です)
⇒派閥政治では勝ち目がない麻生人気をウェブ上で高めることで、「マスコミに流されやすい大衆/影響を受けない自分」という第三者効果を刺激しながら、“次以降の自民=麻生の可能性”への期待を高める(“あの時麻生が勝っていれば”と思わせることで将来期待を煽る)


【費用】
デザイン+コーディング費 デザイナー●万×0.3人月=●万
プレゼン費 プランナー●万×0.2人月=●万
ライティング費 ライター●万×0.3人月=●万
効果測定・保守・進行管理・他 ディレクター●万×0.5人月=●万


【備考】
 ※本提案は、別提案「アキバで演説」と一緒に行うとより一層効果的です。




いかん。なぜかボーガス風になってしまった。本当に感心してるのに。



【関連】
「今回、総裁選候補2人の街頭演説をしていましたが、決めるのは国民ではないんですよね?何の為に国民にアピールするんでしょうか。」
総裁選応援に屍肉を送ろう! 自民「フレ!フレ!Flesh応援団」