今年はこういう本が出るらしいよ。

出版ニュース」という書店向けの出版総合雑誌がありまして、ちょっと前から毎号なんとなく読んでいるのです。その雑誌の新年号に、「今年の執筆予定」というアンケートがありました。結構な人数の作家さんに、今年どのような本を出す予定かをアンケート調査したものでこれがおもしろい。書店の中の人はこういう情報をあらかじめゲットしているのかな。もしそうだったら、うらやましいなぁ。



というわけで、全部はとても紹介できないけれど、chikiがいろんな意味で気になった本をいくつかピックアップ。もしもっと気になったら、手に取ってみるといいと思う。




長山靖生『若者は変わったのか?』(中公新書ラクレ
伊佐千尋『なぜ市民は裁判に参加するのか』(現代人文社)
石原千秋『物語 近代国文学演習』(新潮選書)
石原千秋『大学デビューのための論文執筆法』(ちくま新書
石原千秋『テクスト論の感性』(みすず書房
石原千秋『読むことのセクシュアリティー』(紀伊国屋書店
石原千秋『入試国語の思想』(未定)
呉智英『マンガ狂につける薬3』(メディアファクトリー
芹沢俊介存在論的引きこもり論』(雲母書房
芹沢俊介『養育の原典としてのおっぱいについて』(春秋社)
小谷真理『「メアリー・ポピンズ」大人の読み方』(みすず書房
小谷真理笠井潔論』(南雲堂)
小谷野敦谷崎潤一郎伝』(中央公論
夏目房之介『孫が読む漱石』(実業之日本社
夏目房之介『マンガと人生』(牧野出版)
山田昌弘『瞑想する家族』(有斐閣
山田昌弘少子化再考』(岩波新書
山田昌弘『専業主婦の黄昏』(文春新書)
四方田犬彦山口百恵論集』(ワイズ出版




◆その他
仲正昌樹…ビジネス社より松本清張について1冊、ドイツ・ロマン派などについてちくま新書より1冊、エッセイ集を1冊。
橋爪大三郎…新書1冊、単行本2冊。
小谷真理…コスプレ論やファンタジー論に本腰を入れたい。
山田宏一…かなりたくさんだす予定らしい。
小谷野敦…社会評論めいたもの。
上野千鶴子…ここ5年取り組んできたケアの調査研究を一冊にまとめる予定。
夏目房之介竹田青嗣竹宮恵子との対談本や浦沢直樹のインタビュー本。
長谷川宏ヘーゲル『精神哲学』の翻訳。
加藤典洋村上春樹本、ほか。
水越伸…2冊ほどだしたいらしい。
内田樹…対談集、ブログからの本、エッセイ集、ユダヤ論、身体論、中国論を出すらしい。




あくまで予定なので出ない可能性もありますが、これを見て2006年の楽しみができた人には一言申し上げます。よかったね。