本日のメインディッシュ

北田暁大講演会こぼれ話
5月7日(金)、午後7時から岩波セミナールームにて北田暁大氏講演会がありました。一参加者から、そのイベントの「雰囲気」の方をお伝えしたいと思います。



まずは当日の会場の見取り図から。

   北田     司会

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□□□□□□□□□□大塚?□□□□□
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○○○●□□□□□□□□□稲葉□□□
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□□□□□□□□□鈴木□□□□□□□――入
□□□□□□□□□□□□□□□□受付――口



●=chiki、○=知人





イベントの雑感報告〜。



・来場者は多分、60〜70人くらい
・北田ゼミの人が数人いた
・稲葉さん、落ち着きがない
・大塚さん、姿勢が悪い単にものすごく似た人だというウワサも。事実確認急ぐ。確認できず。もう本人ってことでいいや。
・鈴木さん、服装に気を使っている(イケてる)
・北田さん、最初だけ少し緊張
・稲葉氏が質問したとき、後ろの人が「げっ、稲葉だ」とつぶやく
・ちなみに北田先生からは稲葉さんはちょうど死角になっていて、質問されるまで来ているとは思わなかったらしい
・講演後、北田先生の呑み会には部外者のchikiは行けそうな雰囲気でなく、残念






次に、講演会の進行状況報告〜。



・講演会が始まり、北田先生登場。おお、コーヒー好きの北田先生、講演会でも手放さないでいらっしゃる。呑んでる。あ、また呑んでる。
・レジュメと共に進行。おお、アメリカ式って感じの発表スタイルでメモが楽! でも、かっちりやられるとchikiみたいなバカには逆に眠い!
・発表が進む。簡潔かつ分かりやすい内容。無知なchikiにはとっても助かる。逆にコンパクトにまとまりすぎではないかと余計な心配すら。
・発表が終わって10分の休憩時間。知人たちと少し話す。レジュメに記載されていた、すが秀実の「実」の字が「美」になってることを誰が突っ込むかでもめる。じゃんけんしようかと思ったら休憩時間終わる。
・質問タイム。最初の質問者がなかなかでない。そのくせ、最初の一人が質問を終えると、雨後の筍のように手が挙がる。小学時代とかを思い出す。質問者6が誰かは想像にお任せします(笑)。
・講演会終わる。司会者が「あえて、とおっしゃる北田先生が、果たしてその中に飲み込まれるのか、その辺りを今後の皆様に見定めていただくことにして今日の講演を終えたいと思います」と皮肉交じりに終える。一同、苦笑。北田先生も苦笑。そりゃそうだ。



こんな感じでした。







ちなみに、chikiは6時まで、駒場で行われている渡部直己先生の授業に潜っていたので、時間ギリギリに到着しました。友人に「席を取っておいて。最前列、真正面希望!」と頼んでいたので、安心して遅刻(?)。到着すると、端っこにこじんまりと坐っている友人。



chiki「もっと前に行こうよ」
友人「…知識人、怖い」



一言で通じ合える友人は素晴らしい。無知な我々は、端っこにこっそり隠れておきましょう。



ところで、ふと思ったんですが、


現状では色々と問題はあるけれど、とりあえずアメリカ的名リベラル・デモクラシーは、他の政治体制と比べた結果、「悪の減少」という善 good を実現してきたのは事実である(反基礎付け主義)。この事実と照らし合わせるなら、なるほどアメリカ型デモクラシーに「根拠」はないが、「最善なき次善」の策とはいえるだろう(プラグマティズム)。こうした感覚を持つのは、自分がアメリカという場所に生まれ育ったからかもしれないが(アイロニズム)、それはそれで仕方がない。

というローティの考えをまとめた部分で、アメリカを「男性」に置き換えてみて、男性中心主義に関する議論として捉えたら…


現状では色々と問題はあるけれど、とりあえず男性中心主義は、他の政治体制と比べた結果、「悪の減少」という善 good を実現してきたのは事実である(反基礎付け主義)。この事実と照らし合わせるなら、なるほど男性中心主義に「根拠」はないが、「最善なき次善」の策とはいえるだろう(プラグマティズム)。こうした感覚を持つのは、自分が男という性別に生まれ育ったからかもしれないが(アイロニズム)、それはそれで仕方がない。

なんと壮絶な開き直りに見えることだろう!(笑)他にも色々入れて遊んでみよう。



ローティの理論を、マイノリティ運動や疎外論批判、フェミニズムネオリベラリズム批判の文脈から検討するとどうなるんだろう。誰か教えて! (自分で勉強しる!)




ローティも読んでみよう。半年後くらいに(笑)。