本日のメインディッシュ

時評漫談開始
「こんにちわ、chikiです」(chiki)



「久しぶりの登場、tikiです」(tiki



「今日は時評漫談ということで、tikiさんにご登場願いました」



「つまりはchiki以上の毒舌担当です。今日は、たまった弱者の怒りをぶつけてやる(笑)」



「それは恐ろしい(笑)」





イラク人質事件」を巡る事件
「時評漫談と銘打ったはいいけれど、当然扱うのは例の「イラク人質事件」のみです(笑)。事件の経過はもちろんだけど、このサイトでやっていた議論の全体のあらましはもう知ってる?」(chiki)



「うん、「これ」のことでしょ?見てた見てた(笑)。いや、思ったより②にこだわる人が多かったのは、やはり今の世論を表してるよね。読んでいて苦笑したと同時に、呆れもした。最初にchikiが「紋切り型が多い」と言ったけどまさにその通りで、自分が凡庸なイデオロギーの中に埋没していること自覚していない人がかくも多いのかと。とはいえ、なみなみの意見だから「凡庸」であり「紋切り型」なんだけどさ。その意味では字義通りで納得するんだけど…」(tiki



「実はchikiの言っていることも、その多くはカルスタ(文化研究)やポスコロ(植民地以後)研究者が好んで言うような「紋切り型」の意見をかなり薄めた程度のものでしかないし、無知なサルだということはサイトのコンテンツを読めば分かる通りです。chikiとしてはこれらのやりとりが知人の知識人や学者に見られるかと思うと恥ずかしかったのですが、しかしそれでも実際に対話を行うことが大事かなと思い、厚顔無恥を貫かせてもらいました(苦笑)。それでも後で「田中康夫氏の意見」とか「宮台真司氏の意見」、そしてアップデートされた「浅田彰氏の意見」等を読むと、一応の前提は共有できていたようで、的外れでなくて幸いでした。ただ、これらの意見にも感情的反発があるようでして…」



「そうそう。「浅田も堕ちたな」とか「なにコイツ、バカ?」とか。どっちがバカなのかはそういうことを言っている人のHPを見れば一発で分かるっての(笑)。ところで、昨日の分のコメント欄でENOさんという方と話があっていたみたいだね。そこで今回の事件について言いたい事を随分言っちゃった気がするけど、つまり「自分達の方が上だ」と本気で――昨日の戯言に則して言えば――ベタで言っている人も、「自分の意見の方が陳腐じゃない」とネタを気取って言っているのも、どちらも陳腐で「現実」を見てないんだよね。この用語(ベタ/ネタ)って、あまりにくだらないからもう使いたくないな」



「chikiももう使いません(笑)。ずっと昔から繰り返されてきた不毛な議論が、何故今になって復活しているのか不思議。これらは結局アイデンティティや自意識、作家主義に回収されちゃうし、そんなの馬鹿馬鹿しいっていうのは80年代から言われてる。それでもchikiは未だに有効な「アイデンティティ批判」を見てないので現在模索中です。それは実は問題で、この用語は東浩紀のメルマガをきっかけに流行ったみたいだけど、そこでも既に限界は叫ばれています。実は当たり前で、この用語には批評性のかけらもない。でも、そこの議論でも有効な批判は摸索している感じだったかな」



「ほら、あの80年世代はさ、柄谷、浅田を終わったことにしたいオーラがぷんぷんと(笑)。ネタ云々をあくまで自意識の問題だとすれば、立川談志にchikiが軽く批判してたように、発露の問題でしかないじゃない。てか、そんなくだらない話は置いておいて…そういえば東さんもblog持ってるけど、今回の政治問題にノータッチだったね。北田さんも」



「必ずしも触れなければいけないわけでもありませんし、はてなだとリファが逆にネックになってフレームアップしそうじゃない?宮台さんもblogには載せなかったけど、ヒステリーにまで付き合う必要はないと思うな」



「chikiは今回、多少付き合ってたじゃん」



知名度が全然違うでしょう、こんな弱小サイトと彼等とでは。浅田さんみたいな理性の声は今すぐにではなく、しばらくたってから効いて来ると思うし、本人もそれを狙っているでしょう。モリッシー大好きのFさんもそう言っていました。それに、chikiはコメント欄が荒れても全然構いませんし、こんなサイトの一つや二つ、つぶれたってどうでもいいの。ただ、ローカルなところでも話し合っておきたかったし、chikiも考えをまとめたかった。アーカイブとして見られるようにしたいと思った場合、たまたま自分がblogやってただけ」



「サイト存続は手段であって目的じゃないもんね。それはともかくさ、さっきのENOさんとの会話に戻るけど、政治家、及び報道の便乗が目立つよね」



「ついさっき、テレビをつけたら「TVタックル」がやってたんですが、一般に流布している議論と同レベルなんです。逆を言えば、「TVタックル」程度の議論がここ数日、あちこちでどうどうと行われているんです。いつもあの番組やスポーツ新聞を「馬鹿馬鹿しい」といっているはずの人も、一気に「世論」に身を委ねてるんですよね」



「完全にファシズムですからね。「最大多数」とかいう話も出てたけどさ、未だにその次元なのか、日本は、と呆れたよ。人質の三名のコメントが発表されたけど、そういう「世論」を強く意識したんだろうね、みんな「謝罪」から始まってるんだ。日本だけだよ、こんなことさせてるの。正義も何もない、単なる感情に任せたリンチ。中には「説明責任を果たせ!」とか言っちゃって」



「おお、なんて都合のいい「責任」の概念。その方々は、「責任」が一体どういうものなのか、説明できるのでしょうか?「説明責任」という言葉の意味を「説明」する「責任」はないのかな?(笑) そんな中、スペインがイラクからの撤退を発表しましたね。アメリカ、及び現在の「国連」に未来がないという判断らしいのですが、実に冷静でしかも狡猾な判断じゃないかしら?」



「うん。今回、実に無駄な、そして無意味な意地を張った日本とさっさと「いち抜けた」をやったスペイン。将来的に「世界の笑いもの」になるのは確実に日本の方だよ。その程度の「国益」も考えられないのが今の日本。未だに「ダッカ事件のトラウマ」で考えるなんて、明らかに時代錯誤もはなはだしいよ」



自民党がマッチョで、そのためにトラウマばかり気にするのは自明のことなんですけど、同じく与党の公明党の一部の議員も「自業自得」とか「法整備」を主張しているのはビックリしました。おいおい、学会員はこれでいいのか?と。」



「学会はこういうときこそ怒るべきでしょう。あきらかに彼等の信念とは別の方向の議論なんだから。公明党も、未だに「エリート/愚民」の論理で動いているのかなぁ?ちょっとまずいよ」




blogと日記と
「特筆すべきは、今回の「事件」にネットが大きな役割を担っていたこと。chikiはweb上で、この手の事件についてのまともな議論が行われる場所が多分あまりないだろうと思って色んなサイト、多くの方々に声をかけさせていただいたのです。ところがあちこちのblogで言及されていて、皆意外と関心が高いんだと驚いた。はてなだけで毎日1000近い言及があるんだもの」(chiki)



「ところが、そのほとんどは単なる「日記」、しかも自分の自意識をぶつけてるだけじゃない? 「議論」でもなんでもないし、「意見」でもなんでもない。そういうところ、日本の公共意識って未だに「ひきこもり」みたいだよね」(tiki



「このサイトは日本語圏向けでしかないですし、はてなも日本人向けですね。その点「日本人にはblogより日記」なんですよ、やはり。あくまで内面の吐露の場で、議論の場ではない。英語圏なら多くの国籍の人が、様々な立場から言及しあえるけど、日本はネット社会でも事実上「知的鎖国」してますね。言葉の問題もありますが、それだけではないでしょう。無論、情報化社会は実は「知的横断」よりはむしろ「知的鎖国」の方向に流れる、ということは多くの人が指摘していることだと思うんですが。昨日も引用させていただいたように、蓮實重彦さんとか。少なくとも、現段階で単純にマクルーハンの「グローバル・ヴィレッジ」を叫ぶのはいただけません。いずれはそうなるにせよ、今は違います。眼差しを向けなくてはならない「現実」があります」



「そう。ネット上での全ての発言はアーカイブとして残っていくんだから、未来永劫にわたる恥だと思うよ、ホントに。一方でヘゲモンに憧れて発言している人もいるけど、これはどう?」



「いいんじゃないですか? 誰もまともなことを言わないよりは、ヘゲモンがあらわれてもその方が相対的にいいと思いますよ。chikiがそこに捲き込まれるのはイヤですけど。あくまで一運営者でいたい。誰か、運営仲間現れないかな…」



「また始まった(笑)。運営仲間欲しい病だ(笑)」



「ネット議論の長所も短所も多少見えましたね。blogは必ずしも議論向きではない、ということも。アテンションスパンも関わるかもしれないけど、chikiや一部の参加者はともかく、途中から来た人はあまりの文字数の多さに腰が引けてしまい、全部読まず一部だけ批判するということもあるでしょう」



「それは一部のバカだけじゃないの?」



「そうかな?でも、2ちゃんの祭り状態だったりすると、数分前の書き込みすら見ていないのが分かるよ」



「議論慣れの問題もあるんじゃない?chikiは大学等で一応その手の議論の訓練を受けた身だから、というのも関係するんじゃ?」



「それだけだと、単に「リテラシーの問題」で終わりますよ。ネットリテラシーとは別の文脈に「リアル」があることもあるけど、ネット議論だとヘゲモニー回路が目に見える形で発動するじゃない?それこそ「最大多数」も関わって、書き込みのほとんどが感情的なものだと、まっとうな意見も埋もれてしまいます。それに、くだらないところだと「一番最後に発言したもの勝ち」みたいなところもあるでしょう。一見議論が優勢でも、「リアル」を見落としていたら単なる戯れに終わります。しかも本人同士しかみていない可能性もあって、互いにヒートアップしてフレーミングのやりあいになる…「リアル」を無視した結果でもありますけど、実に酷い」



「そうだね。ここでの「リアル=現実」ってのは、chikiが昨日の戯言で言っていたように、ラカンの「現実界」のことではなく、むしろ今まさに隣にいる「他者」の問題だよ。目の前に苦しんでいる人がいる、というのと同様に、イラクで苦しんでいる人がいる。グローバリゼーションの覚悟ってのはその「他者」の声に耳を傾けて行くことで、思うようにいかない意見を「他者」化して暴力で抑えようという幼稚な態度とは全然違うの」



「ところが、日本のネチズンイラクの他者どころか、電車で隣り合わせになっている他者が苦しんでいても無関心だったりする惧れがあります。何せ、空港にわざわざ「自作自演」と叫ぶためだけに労力を使うほどの無神経さですから。というより、これは単にネットの問題ではありません。むしろマトリックスのような「記号空間」の問題であって…」



「そう。それがひとつのマトリックスであることに気がつかないの。そのレベルでのヘゲモニー争いはまったくくだらないよ。chikiは「ヘゲモニー争いには参加しない」と言っていたけど、まったく不毛なんだもの、その手のやりとり」



「全く開かれてないですよね」





知識人/政治家/報道の反応
「しかし、今回は多くの知識人もネットで発言したよね。お陰で随分助かったんじゃない?一応今回は、chikiは事件直後から議論を始めたけれど、浅田彰とかが声明を出し時点である意味「勝負アリ!」だったじゃない」(tiki



「あの人の声明を「理性の声」だと思わない人があまりにも多い現状では、それはまったく分かりません」(chiki)



「うん。ただ、高橋源一郎も19日の朝日新聞夕刊で「自己責任」問題に否を唱えていた。宮台氏も田中氏も。こういう言い方はあれだけど、完全に役者が違うじゃない」



「その差すら、ネット議論はないものとしてしまいかねません。勝手に差異のイメージを作り上げられた、浅田彰氏の発言を見れば…」



「ああ、あのコピペ(笑)」



「そう。彼の著書に割りと多く触れているchikiとかは見ればすぐにわかるけど、あまりのスピードに推されてしまって。感情が技術速度によって加速している気がするよ。それでも、長い目で見れば確実に浅田さんの方がまっとうなことを言っているし、むしろ反対側を見渡せば長期的視点のかけらもないんですから」



「特に中吊り広告ね。まず『週刊新潮』の売り文句は◆「共産党一家」が育てた「劣化ウラン弾」高校生◆「12歳で煙草、15歳で大麻」高遠さんの凄まじい半生◆「子持ち・離婚」でも戦場カメラマンを選んだ郡山さん◆「官邸」にまで達していた「自作自演」情報◆「小泉首相」を激怒させた人質家族の「不遜な態度」◆「仲間」に対してだけお詫びをした「異様な家族声明文」…おいおい、なんだこりゃ?仮にこれらが事実だとしても、背景にあるのは完全な俗情による「差別」の論理だよね。「共産党」はダメで、12歳で煙草は「不良」で「子持ち・離婚」はダメ男ってか?で、「自己責任」「自作自演」…福田和也さぁん、オバチャン編集長づてで抗議してよ。新潮社ってこんなもの?中吊り広告は人生の縮図だと言った人も随分昔にいるけどさ、これじゃ偏見と差別の縮図であり、前近代的バカの縮図だよ」



「対して『週刊現代』は◆「解放された人質家族への誹謗中傷」◆「官邸が中心になって情報操作。その裏にある発言をすべてバラす」とか。『週刊現代』って、chikiは単なるエロ本だと思っていたんですが(笑)、こうしてみると講談社らしいね」



「『週刊ポスト』は◆「仲介人に直撃!」◆「拉致・虐殺のスクープ撮」◆「自衛官覆面会議」◆「解放に身代金が効いたのか?」等。うーん、小学館は、あくまで「裏事情」が好きだよね(笑)」



「で、『AERA』は◆「人質3人解放までの8日間の攻防」と割と人質より。あと、◆「自己責任噴出のココロ」と題して、香山リカの「他者排除の便利語」と題した分析を掲載しています」



「う〜ん、右/左で分けて議論するのはまったく無意味だけど、未だに機能しちゃっている面もあるのかな」



「それも差異のイメージとの戯れでしかないでしょう。chikiだって「この極左!」とか言われそうなものですけれど、その手の「いちゃもん」が何かを表象するとは思えませんから」



「言説自体が使い古されちゃってて、ほとんど機能していないよ。右/左なんて意味がないと普段から言っている浅田、宮台、田中はその点踏まえているんだけど。あと、ポストモダンを通過した作家、高橋源一郎もか」



「前から加藤典洋に入れこんでいたから、まさか、とは思ったけどはずさなかったみたいで安心です(笑)」



「しかし、その使い古されたモダンの言説、そして前近代的な言説に政府が便乗している現実派ひどいよ。政府が苛立つのは分かるし、ある意味当然な反応なんだよ。何故って、彼等はこれからもしばらくは「国」の論理でやるしかない。その点でボランティアを全面的に認めることが出来ないのはわかるし、小泉も立場がかかってるからさらに苛立ってる。しかし、それでも「近代国家」の行動としては異常。退避勧告ってのは、命令じゃないし、日本の憲法では移動を制限することは出来ない。それをやりたきゃ「鎖国」しかない…って、これ以上「鎖国」するのか!?」



「今は確実に政府がバッシングを助長している面もあります。」



「サイテーだね。まったくもってサイテー。ただでさえ「世論」が今愚劣なのに、それに便乗するなんて愚の骨頂です」



「しかも露骨にね。せめて「ボランティアに敬意を払う。ただ、危険な目には合わないように気をつけていただきたい」と何故言えないのだろう…。それでまた日本がボランティア発展途上国に戻るかもしれないじゃない」



「その上「自覚を持て」とか「費用を負担してもらう」とか追い討ちかけてる。おいおい、彼等は「国家」の役割をなんだと考えているの?小学校の頃の「多数決」みたいな、単純な民主主義への誤解を持ち込んでるんじゃないのかな?それとも、あれを本気で「民主的」と思い込んでいるのかな。ともかくさ、誰かを差別すればこの問題がうまく解決するとか言っている奴がいたら、まずそいつを吊し上げれば済むんだよ(笑)」




議論を振り返る
「議論をはたから見ていて、いかがでしたか」(chiki)



「まずはお疲れ様と称えたい。その上で残念なのは、まずchikiは本当はインターディシプリンな対話がしたかったんだよね?経済的にはどうか、政治的にはどうか、地政学的には、歴史的には、と。そこにchikiは、ある種倫理的というか、数値化できないところで関与できるんじゃないかと思ったわけだよね?ただ、他のディシプリンの人がまったくいなかった。で、議論が今の「世論」が引っかかっている②のところで足止めを食っていたということ」(tiki



「予想外でした」



「おかげで、「自業自得」と騒いでいる人も冷静になって読んでくれればそれが単なる感情、または低次元のイデオロギーにすぎないと説得できる文章は出来上がったんだけど。自分も見ていて勉強になったし。それに愉快な「転向」劇も見られました(笑)。chikiはすべての「イラク」に言及しているはてなを巡回したんでしょ?」



「暇人です(笑)。たまたま休みだったので。ほとんどが酷いものなんです。あまりに腹が立ったのはメモしておきました(笑)。しばらくたって、その人たちがしらんぷりしていたら糾弾してやろう、言葉の重みとともに本当の恐怖を味わわせてやるからな、と思ってました(笑)」



「少しだけ見てまわったけど、自分勝手な意見が…というより意見でも何でもないんだけど、低レベルな内面吐露、ルサンチマンの放出が多くあったね。コメントしたりリファーしたらいきなり削除、というところもあったらしいじゃない? でも、自分がマジョリティになっている時の酔い、快楽って怖いからね、本当に」




「ええ。そこで、基本的にマイノリティ運動の視点、つまり様々な「他者」の視点が必要だとは思ってたの。でも、「世論」という「マジョリティ」にはその辺りが伝わりにくい、というのは現存する問題ですね」



「「自作自演」を叫ぶ人が単なる自意識の負の叫びであり、動物化の問題だとは分かるんだけど、その根拠の貧弱さには驚いた。「<イラク日本人人質事件・被害者自作自演説疑惑>の<根拠>を検証するページ」というのがあるんだけど、これを出すまでもなく、くだらないレベルなのよ。「カメラが最新だー」とか「スニーカー履いてるー」とか「ピースしてるー」とか。カメラ云々は、「おいおい、アルジャジーラの映像随分キレイだけど、そんなことにも気付かないのかよ」と。他は単にイラクイスラム社会への偏見でしょ。日本製のものもいっぱいあるし、イスラムが未開だというのはバカバカしい。もちろん電気やネットが整備されていない点もあるから、フリージャーナリストの人やNGOの人が彼等の「声」に耳を傾けなくてはならない」



「ブッシュが「イスラム原理主義」と半ばラベリング的に名指しし、それ以降「原理主義=狂信的=過激派=テロ」と結びついて、あげくには「イスラム=テロ」とか「イスラム=未開」とかになっちゃってるよね。chikiも無知だけど、そんなつまらない混同の仕方は厨房しかしないよ。ちょっとくだらない話をすると、この間イラクに行った知人のフリージャーナリストに聞くところによると、イラクでは「ハットリくん」と「コナン」が流行っていたらしい(笑)」



「あはは。その人の話も、こんど「戯言」してよ」



「ええ。落ち着いたらそうします。実は一緒に話を聞いた後輩に前から頼んでるんです。これを機会に是非」



「期待してるよ。最後に一言。これを見ているマイノリティがいたら、君の味方だと言っておく。君たちを許す!」



「それ、chikiの台詞だよぅ(笑)」



「さぁ、マジョリティたちを象徴的に「殺し」に行こうぜ!彼等を捲き込むような形で未来を作って勝利!」



「おアジがよろしいようで(笑)」





【参照】
「イラク人質拘束事件からはじまった議論 目次」