イベントのお知らせ「アーキテクチャへの想像力」

ウェブやケータイが日常的なツールになっていった00年代は、情報社会論が再注目されたディケイド(10年期)でもあった。中でも、多くの論者が注目し、論を研鑽している概念の一つが「アーキテクチャ」である。道徳や法規制とはまた違い、環境的・工学的なアプローチによって、人々の行動に関与する匿名的な権力として語られる「アーキテクチャ」。変わりつつある「管理」への想像力を、3人の若手論者がコミュニティ、コンテンツ、コミュニケーションの現状分析を通じて、鮮やかに活写する。

【プロフィール】
荻上チキ
1981年兵庫県生まれ。東京大学情報学環修士課程修了。専門はテクスト論、メディア論。著書に『ウェブ炎上』(ちくま新書)、『12歳からのインターネット』(ミシマ社)、『ネットいじめ』(PHP新書)、『社会的な身体』(講談社現代新書)、共著に『バックラッシュ!』(双風舎)がある。人文社会科学系を中心にネットで話題のニュースやトピックを紹介するウェブサイト「トラカレ!」、「荻上式BLOG」主宰。

速水健朗
1973年生まれ。石川県出身。フリーランス編集者/ライター。コンピュータ雑誌の編集を経てフリーに。音楽、芸能、広告、コンピュータなどの多くの分野で執筆活動を続ける一報で、ネット上では人気ブロガーとしての顔も持つ。著作に『社内ブログ革命』(日経BP社)、『タイアップの歌謡史』(洋泉社新書)、『自分探しが止まらない』(ソフトバンク新書)、『ケータイ小説的。』(原書房)など。

西田亮介
慶應義塾大学政策・メディア研究科助教。一九八三年、京都生まれ。専門は政策形成とソーシャル・イノベーション。現在の研究テーマは湘南の地域活性化NPO自治体、商工会議所などで地域活性化の実践にも携わる。二〇〇九年度神奈川の恊働を推進する県民会議委員。サイバー大学メンター。論文に「<社会>における創造を考える」『思想地図vol.2』「起業不毛社会日本は覚醒するか」(仮)『中央公論』2009年10月号など。

■日時 9月13日(日) 16:00〜18:00(予定)/開場15:30
■会場 紀伊國屋書店新宿本店 9階特設会場
■定員 30名(入場無料、お申し込み先着順)
◎整理券等は発行しません。事前お申し込みの上、会場まで直接お越しください。
◎当日混雑する場合は立見になる可能性もございますので予めご了承ください。
■お申し込み先 紀伊國屋書店新宿本店5階人文書カウンター
またはお電話でお申し込みください。
代表|03-3354-0131(10:00〜21:00)