今日のニュース23で

小中学校への携帯電話持ち込み原則禁止を文科省が通知した件を取り上げるということで、VTR出演のために簡単なディスカッションを収録し、今帰宅したところ。一応、話したいことはテキストデータでアウトライン化しているので、後でうpするかもー。うpしたよー。


(一緒に出演したお二人にご挨拶メールを早速送ろうと思ったら、名刺にメルアドが載ってなかったことに軽くカルチャーショックを受けたでござる)


放送開始。わくわく。

放送終了。みじけえええええええwwwwwwwwwww。(収録40分。放送4分。でも、多めにつかっていだたいだ方なんだろうな)


とりあえず、準備メモ公開(アウトラインソフトで作成)

  • テーマ:文科省の打ち出した方針について
  • 背景:文部科学省は20日、小中学校への携帯持ち込みや校内での使用を原則として禁止すべきだとする指針を発表する方針を明らかに。そして今日、その指針が発表。
  • 前提:元々9割以上の学校が「持ち込み禁止」「一時預かり」といった対応を既にしている
    • 市町村、都道府県単位で、そうした方針を取り入れているところもある
    • 文科省の対応はそうした流れを追認するもので、それ自体で効果を持つものではなく、何かが変わるわけでもない
      • せいぜい、現場の「お題目」として使われる程度かと
  • 議題1:そもそも、なぜ学校は元々「持ち込み禁止」にしていたのか・そもそも「携帯自体禁止」にするべきか
    • 既に多くの子どもが携帯電話を持ち、日常的に利用している(小学校3割、中学校6割、高校9割)
    • 一方、様々な事件がセンセーショナルに報道され、社会的な不安が高まっていった
      • しかし注意しなくてはならないのは、それらのメディアイベントには誤り、誇張、偏り、知ったかぶりが本当に多かった
    • 「教育」に期待されているのは、《上の世代》から《下の世代》に「上手い使い方」や「注意事項」を啓蒙するもの
      • しかし、その方法論が《上の世代》に共有されていないという悲劇
      • 逆に、《上の世代》からは「本来、子どもには必要なんてないじゃないか」という意見も出されている
      • しかし、多くの子どもがそれぞれの理由で携帯を自主的に持っているということは、現在の子どもにとっては「携帯を持つことにインセンティブ、動機付けが働きやすい社会状態」に既になっているということ。言い換えれば、ニーズがあるということ
        • てか、この世はそもそも、一見すると「本当はいらないんじゃないか」ってものばかりなんだけど、まあいいや
    • 「ないほうが良いか」「あるほうが良いか」といった議論、あるいはそこから生まれる愚痴や説教は無価値で、対応を遅らせるか、大雑把なものにするばかり
    • というわけでもう少し重要な議題は、「今回の対応をどう評価し、何につなげるのか」
  • 議題2:今回の対応をどう評価するか
    • 今回の「携帯電話持込原則禁止」の方針は、現状に学校教育が対応しきれないため、当面は「携帯は学校教育の取り扱い対象外」にしておくほかない、という悲鳴
    • 個人的には、学校教育は、「社会の変化に学校が対応する」という順番であるべきものだと思うが、「学校の限界に社会をあわせてほしい」という主張になってしまっているように見える
    • 「持ち込み禁止」という対応自体は、教育関係者にとっては(短期的には)合理的な選択
      • だって、教育者側にナレッジがないんだもん。まじで
    • 但し、「今の大人では教育することができないので、やむを得ず」という程度のものだという自覚は必要。最善策ではない
      • 加えて「一律、原則禁止」にしたら、いったい誰が、どういったサンプルを用いて、「携帯電話に関する教育のナレッジ」を蓄積していくのか、という疑問がわく
        • 先進的な、挑戦できる学校には色々トライ&エラーさせてみてもよかったんじゃないの?
    • 「どうやって携帯電話に関する教育方法を共有するか」という作業は、文科省だけでなく、各地で行われている
      • そうした具体的な方法論の共有作業を急ぐべき。民間でも在野でも、ナレッジは蓄積されはじめている。
        • てか、むしろそちらを観察しなければ、ただの「問題先送り」しかならないよね、ほんと
          • というか、「多くの人は既に、誰かに教わったわけでもないのに使いこなしている」という現状も一方であるので、何がなんでも「(学校)教育」に頼るという前提から、再度議論される必要がある。って話は多分できないかな
  • 議題3:現状をどのように捉えるべきか&今後
    • 環境条件は変化するよね。「親の携帯に対する意味づけ」や「教育方法のナレッジ共有度」も、時間の経過と共に変化する
    • ケータイ世代もいずれは親になるし、そこに希望は感じてる
    • 一方で、現在の決定だけが既成事実化するのは賛成できない
      • 時間もないだろうし、あとはフリースタイルで


うpされてた


D


30分くらいで消されててワロタw そりゃそうだ。