哲学系動画たち part.2

またいくつか動画を見つけたので、ニコニコ動画にあがっている哲学系動画たちに加えていこうと思ったんだけれど、今回は youtube も入っていることだし分離して前エントリに補足リンク貼ることにした。今後は見つけ次第トラカレ!で紹介しよう。


ゴダール、ザグダンスキー対談「文学と映画」(続きあり)


チョムスキーとメディア 1」(続きあり)


ノーム・チョムスキーハワード・ジン インタビュー(続きあり)


安部公房インタビュー


川端康成 ノーベル文学賞受賞シーン


三島由紀夫


司馬遼太郎


藤子・F・不二雄


町山智浩さんが以前ブログで白人が黒人になり、黒人が白人になって生活する実験TVと紹介していた番組。


ドキュメンタリー系も結構あって、勉強になる。


フランス、五月革命


職業欄はエスパー 森達也(続きあり)


ゆきゆきて神軍(続きあり)



ところで、柳田国男の次の動画が面白かったので、少しだけテキスト起ししてみた。



―しかし世の中が変わったということをしみじみお感じになりますでしょうね。
柳田「変わりすぎましたね」
―今このマスコミュニケーションというものが非常に盛んに行われていますね。新聞とかラジオとかテレビ。そういったものについて、先生の悪口をお伺いしたいんですが。
柳田「長ったらしく話をするとね、だいぶ時間がかかるけれどもね、わたしいちばん気になっているのはね、日本の田舎では朝っぱらに歌歌うと悪徳なんですよ。ところがこのごろじゃね、寝床にいるうちからね(ラジオで)歌を歌うんだ。朝歌というのをね、田植えの日だけですからね」
―朝歌は悪徳と。
柳田「悪徳なんです。まあ世の中が変わったという証拠に、何かを聞かれる場合にはこれを言うんですがね。都会と田舎とではだいぶ違うもんですからね」
―朝音曲ものはいけないわけですね。
柳田「ええ。いくらか気が緩むんでしょうね。感情が興奮するんでしょうね。これから行って牛を引っ張って山へ行こうという時に。そういう事言っちゃいけないか?(笑)」
―いやいや、どうぞ(笑)
柳田「とにかく僕は放送というものに対して非常に関心を、善悪とも持ってね。最初からなんです。放送局がこの世の中に始まる時から関心を持っていた。だから愛宕山の時代に開かれた時に喜んでやってきたのが僕なんだ」
―(NHK交響楽団理事)有馬さん。今ね、柳田先生がね、朝歌や音楽を流すのは日本の農村では悪徳だそうですがね、有馬さんはどう考えて。
有馬「商売上がったりですわ」
柳田「(笑)。朝っぱらから歌ってると、『あの嫁さんはだめだ』なんて親戚で決議しちゃってたいてい離縁になっちゃう」
―これから先生にますます依存するところが多いと思うんですけれど
柳田「ないね、ないない(笑)」