悦びの唄。

いえい!

昨日、「東京レズビアン&ゲイパレード2005」に行って来ました。その後の予定があって大荷物を持っていたことと、初めての参加でちょっと様子見などの理由で、パレード参加ではなく沿道応援という形での《参加》です。といいつつ、パレードと並んで最初から最後まで行進してたんですが(笑)。レポと云うほどではない感想文をつらつらと書きます。



東京レズビアンゲイパレードは、国籍、年齢などを一切問わない多様な《性》の持ち主が様々な格好で代々木公園の周囲(原宿〜渋谷〜原宿)を、いろんな音楽に合わせて踊りながら大きく旋回するパレードです。トレードマークの6色のレインボーマークが表すように、誰でも参加可能で、もちろんヘテロセクシャル、いわゆるノンケもOK。chikiもおそらくヘテロですが、《参加》させていただきました。昨日の大雨がウソだったかのように天気は快晴で祭り日和。パレード参加者の顔は、本当に悦ばしく映りました。



パレード参加者の格好は、普段着にちかい人の方が多かったにもかかわらず、ケツ割れの覗く皮の短パンのみのゲイ、セクシーな赤褌一丁のゲイ、繊細なジャニ系スタイルのゲイ、サンバスタイルのニューハーフ、上げ底ブーツを見事に履きこなすドラァグクイーンゴスロリレズビアン、SMファッションの男女、セーラー服や西部劇ガンマンスタイルの白人の方、エキゾチックなファッションのアジア系の方、とてもクールな帽子を被っていた車椅子の方など実に《多様》でな印象を持ちました(各紹介の方の《性》は違っているかもしれません…)。



また、掲げられたメッセージボードがどれも熱く、「私の娘には、大切な彼女がいます」「同性愛者はここにいます!」「愛し合っては、いけませんか?」「ひとりじゃないよ!」などなど、胸に響くものばかり。フランス語や中国語など、言語も様々。パンフレットにも色々なメッセージ写真が掲載されていて、「わたしの自慢の息子はゲイです」「自分らしく生きることを応援します」「あなたの友だちも悩んでるかも」「Nature Loves Variety」など、本当に強いメッセージが込められたものばかり。個人的には、レズビアンの方が掲げていた「2人はゴスロリmax heart!」という看板が無性に気になりました(笑)。元ネタはもちろんこれですね。



通行人の反応は、突然大勢のセクシャルマイノリティの登場に驚く人あり、その陽気さと奇抜なファッションに思わず笑う人あり、「レイザーラモン住谷みたい!」「カルーセル麻紀さんみたい!」と喜ぶ人あり、物珍しさから携帯のカメラやデジカメを向ける人あり、セクシーな衣装に釘づけになる人あり、見慣れないあでやかさをいぶかしむ人あり、道が混雑すると憤る人あり、「すごーい! これっていいことだよね?」「え? きもくね?」と喧嘩を始めるカップルあり、店の中から何事かと飛び出し、パレードから流れる音に思わず手拍子をする人あり、みとれてアイスクリームを落とす人あり(漫画みたいですが、本当です)、パレードの参加者にカキ氷やドリンクを売ろうとする商魂たくましい人ありと、これまた《多様な》反応でした。



この日は親友のバースデーでもあって、実に悦ばしい一日。感極まって涙したほど。写真は撮影禁止ブームを除いて何枚か撮らせていただいたのですが、プライバシーやカミングアウトの問題その他の理由で、ここに掲載したり友人に送ったりは一切しません。様子を知りたい方は、公式ページに「パレードギャラリー」が用意されていますので、そちらでどうぞ。また、府議会議員 尾辻かな子さんのBLOG世田谷区議会議員 上川あやさんのBLOG(8/13)、杏野丈さんの「TLGP2005感想BLOG&記事リンク集」で写真などを見ることも可能です。






【関連】
「カミングアウト 自分らしさを見つける旅」
「尾辻かな子活動日記 本を書きました」
「大阪府議「レズビアン」公表 少数派を勇気づけたい」



【メディア】
「渋谷でレズ&ゲイがパレード - nikkansports.com 」



【東京レズビアンゲイパレードに参加した方の感想】
「八妹的房間」ヘテロ異性愛)の方。丁寧なレポが読み応えあります。
「Diarynote」…南米の友人の方と一緒に参加された方のレポ。興味深いコラムになっています。
「■POWER■++バカが教員になれるのか試してみるブログ++」…初めて参加された方のレポ。タクシーで向かうところから、丁寧に感想が報告されています。
「シエスタ〜夢の途中で〜」…写真つきでコメントを掲載されています。
「マチルダベイビー!」…「レイザーラモンHGとTRFのヴォーカルYUKIに会える〜?」と期待して見物に行った方。
「■某警備員の勤務日誌■」…パレードで歩いた「ノンケ」の方の視点です。
「re_sliced」…パレードを見に行った方の、淡々とした文体の感想です。
「マチダタイムス」…「ゲイの目線」から書かれた、厳しい批判と熱いエールの込められた文章です。
「ジェンベでメンタル系の酒好き日記」…どちらかというと、レポより感想を読ませる文章になっています。
「マチダタイムス」…「ゲイの目線」から書かれた、厳しい批判とエールの込められた文章です。
「静かの海のほとりで」…「石を投げればゲイに当たる」状況をみての感想です。
「FemTumYum」…いくつかの有意義な批判的コメントと感想が書かれています。



【パレードに《遭遇》した方の日記】
「★しょうこの日記★」…「なんかいいパレードだなぁと思い、ほのぼのしました☆」などの感想。
「なんちゃって秘書日記」…「お日様のもとで自分の愛する人への気持ちを真直ぐに伝え、表現する彼らの笑顔にやられました」などの感想。
「川崎市の教育を考える会(仮)」…たまたま目撃し、「気持ちが悪い」という感想。ちなみに、「新しい歴史教科書」を支持し「フェミナチ」を批判している、保守系ではちょこっと知られたサイトなので既に知っている方もいるかも。
「** DIARY **」…「何あれ?」のみの感想。
「やたろうDIARY」…「最近テレビでハードゲイの人がよく出てる(ポーゥとか叫んでる人w)のはこういったことが世間的に認められてきたからなのかな」との感想。