本日のメインディッシュ

「HOT97のDJ、ミス・ジョーンズが津波被害者を侮辱、番組は放送中止に」
1月末のニュースなので結構前の記事なんですが、この記事を読んで、無性に事の詳細が気になったのでいつものように検索してみたところ、「DIARY :: Limin' in Flatbush ::」さんというBLOGにて「ものすごく丁寧で詳細な解説」が掲載されていました。とても興味深い内容で、本当に目から鱗でした*1これは必見です。





事の詳細が本当に良くまとまっているので、改めてここで要約などをする必要はないでしょうから、今日は検索していて見つかった、上記ニュースに関連するサイトをご紹介します。





「Tsunami Song Controversy@DIARY:Limin' in Flatbushさん」(すごく分かりやすいまとめです)
「Hip−Hop Generation」(こちらも非常に分かりやすいまとめ。メルマガのようです。)
「Tsunami song」※音源 問題となったラジオ放送の音源。3分50秒あたりから曲が流れます)
「Response To HOT97 Tsunami Song」※音源 中国系移民ラッパーJinによるアンサー(?)です。アレンジも歌詞も最高にcoolです)
「"Response To HOT97 Tsunami Song"のLyrics」(歌詞です。Miss Jonesと関係者をDisったうえで、抗議に立ち上がるようにアジっています)
「津波被害者を愚弄したDJを許すな!@2ちゃんねるhip hop板」
「思わぬ場所から噴出した人種問題の闇@bounce.com」(以下は記事です)
「HOT97のDJ、ミス・ジョーンズが津波被害者を侮辱、番組は放送中止に」
「Hip-Hop Station Blasted For Song Mocking Tsunami Victims@MTV」
「Hot 97 Morning Show Suspended Over Tsunami Parody, Jin Responds With Song@AllHipHop.com News」
「Mainstream Hip-Hop Radio Hits New Lows」(興味深いエッセイです)






この一連の「騒動」は、HIP HOPのありようだけでなく、レイシズムアイデンティティポリティクスの問題について考察する際にも非常に参考になると思います。余談ですが、日本のBLOGの中には、この事件を受けて「黒人のイメージがまた落ちた」とか「クソニガー!」等と記載しているところもあったりして、頭を抱えました(汗)。それで差別的な言説や表現のされかたに対して批判しているつもりなのかと_| ̄|○*2 




それに対し、Jin(RhymesterDJ JINじゃないよ、念のため)の歌詞には唸るところ多かったです(「Hip hop is designed to unify the masses and we demand that you be denied the access」という歌詞には思わずシビれちゃいました。ところでJINと云えば、大人気ニュースサイト「ひろぶろ」さんが「JINのフリースタイル・バトル映像とその歌詞」を紹介していて、その映像に目を奪われた方も多いのではないでしょうか。というわけで、以下にJinのプチ特集をご用意しました。





「JINのフリースタイル・バトル映像とその歌詞@ひろぶろさん」※動画 圧巻、のひと言です。モニターに向かって拍手しちゃいました)
「ALLJIN.com - Official Website Of JIN Tha MC!!」(公式サイト。動画がたくさん見れます)
「JIN from RuffRyders INTERVIEW」(インタビューです。自らの生い立ちやhip hopへの想いを語っています)
「とってもわかりやすい簡単バイオグラフィー@Hiro's Roomさん」




このニュースにはいずれまた触れるかもしれませんが、本日は紹介まで。そういえば、ほとんど関係ありませんが、「DEV LARGE VS K-DUB SHINE まとめサイト」を思い出しまして久しぶりにサイトをみてびっくり。こんなにリニューアルされているとは。ロゴが格好いいですね。






*1:意見や見解に賛成、ということではありませんので念のため。例えばchikiは、「努力すれば関係なく成功できるはずなのに、アメリカの黒人は人のせいにする卑屈な態度が染み付いてしまっている」という趣旨のコメント等には賛成できません。

*2:さらに余談ですが、先日、コンビニで雑誌を立ち読みしながら携帯電話で「言葉遣いや態度がわりぃ野郎が最近多くてよぉ! 参っちまうよなぁ!」と話している人を見かけましたが、それを目撃したときと同じくらい頭を抱えました。