「福島瑞穂の迷言」という都市伝説について(事務所コメント付)

突然ですが、皆さんは次のようなコピペを目にしたことがありますか?


何年か前の「朝まで生テレビ」での再現。
その日のテーマは「警察官の拳銃使用について」。
司会の田原総一郎福島瑞穂の会話。

福島「警察官の拳銃使用は絶対反対。犯罪者と言えども
人権はある訳ですしぃ〜、犯人には傷一つ付けてはいけない。
例え凶器を持った凶悪犯と言えども警察官は丸腰で逮捕に向かうべき」
田原「そんな事して、警察官が殺されたら?」
福島「それは警察官の職務ですしぃ〜〜」
(「ええっ〜」と言う驚きの声がスタジオ中に響き渡る)

その声にまずいと思ったか福島が続ける。
福島「それに犯人がそんなに抵抗するんだったら無理して逮捕する
必要は無いと思うんですよぉ〜、逃がしても良い訳ですしぃ〜」
田原「じゃっ、逃がした犯人が別の所でまた人を殺したら?」
福島「それはそれで別の問題ですしぃ〜」
(他のパネリストの「おい、おいっ」という声と共にスタジオ中に 失笑が漏れる。)
それ以降、福島に発言を振らなかったのは司会の田原総一郎の良識か?


このコピペは結構いろんなところで見かけますし、鵜呑みにしている人もかなり多いようです。たとえば2ちゃんねるなんかでは、このコピペを元に「社民党って頭悪すぎ」「本当に東大卒?」「これで弁護士?」「これだからバカ女は」みたいなコメントが頻繁にやりとりされているし、ブログなどでも「わが国を憂う!」「これでは捨民党だ!」みたいなニュアンスでこのコピペを槍玉に挙げている人が少なくない。「拳銃使用 福島 田原」ググるとかなりの数です。


ただ、このコピペ、色々気になるところがあるんですよね。例えば「何年か前の」というのはいつのことなのか、「再現」といいつつスタジオの反応までクリアに描かれているのはなぜなのか(そもそも「朝生」ってスタジオが大きく反応するような番組だっけ?)、これだけ話題の映像がキャプチャー画像とか動画とかで出回らないのはなぜなのか、などなど。そんなわけで、まずはこのコピペがいつ誕生したのかを調べてみました。

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