テクスト

鈴木先生4巻

鈴木先生 4 (アクションコミックス)作者: 武富健治出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2008/01/12メディア: コミック購入: 5人 クリック: 94回この商品を含むブログ (104件) を見る 4巻のメインテーマは性教育。 説得力のない―耳にタコの―まるで自分らに面倒が…

桐野夏生『メタボラ』

メタボラ作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/05/08メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (79件) を見る 必死に逃げていた。ひたすら走って、この場を去ってしまいたいが、<僕>は今、深い森の中にいて逃げることはおろ…

『ソウ』のジグソウよりもやっぱりレクター博士

ホラーつながりということで、『ソウ』シリーズを1から4まで通して観てみた。1は知恵比べ的なシチュエーションホラーとして観ることができたのだけれど、2以降はスプラッタ要素が前面に出てきていて、シチュエーションホラーや推理要素が後ろに下がって…

『アイ・アム・レジェンド』と『悪魔のいけにえ2』

1月をホラー映画月間と勝手に決め、ゾンビ映画を中心に淡々とホラー映画を観ていた。ジョージ・A・ロメロのゾンビシリーズやそのパロディである『バタリアン』シリーズ、サム・ライミの『死霊のはらわた』シリーズなど、いつか観ようと思っていた映画をここ…

黒沢清監督作品『叫』と継承の限界。

シネセゾン渋谷にて『叫』を観賞してきました。黒沢映画の集大成とも呼ぶべき傑作だったと思う。黒沢清監督が描く幽霊や暴力は面白く、実に滑稽。殴る。歩く。近づく。離れる。飛ぶ。逃げる、そして叫ぶ。以下、ネタバレ含む感想です。

『マンダレイ』にみる自由と監視のアポリア。

マンダレイ デラックス版 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『ドッグヴィル』のラース・フォン・トリアー監督が放つ「アメリカ三部作」第2弾。1933年、ドッグヴィルの町を去ったグレースたちは、アメリカ南部の大農園“マンダレイ”に辿り着く。彼女たちが訪れた…

本日のメインディッシュ

◆議論への前振り 9月から東京コミュニティカレッジの総合文化講座でご一緒させていただくことになりましたid:irukahotel0608さんからトラックバックを頂いてから、早くも2週間経ってしまいました(汗)。一連の作品について再考してみたり、『ファウスト』…